2026.06.16
2026.06.17

出生前診断を受けるべきか受けないべきか

出生前診断を受けるべきか受けないべきか
この記事は妊娠14週目の双子の父親が出生前診断をするか否かを悩みに悩んだ気持ちをつづったものです。まだ出生前診断を受けるべきか受けないべきかの判断が8割ほどしか固まっていない状態の現在の考えです。

妊娠前に出生前診断を受けることを話し合っていた

私たち夫婦は27歳で体外受精を行い、28歳で妊娠しました。

妊娠する前から、出生前診断は受けようと話し合っていました。

出生前診断を受ければ、ダウン症をはじめとする染色体異常の可能性を出産前に知ることができます。

そして私たちは、検査結果によってどのような判断をするのかまで含めて話し合い、自分たちなりにフローチャートを作るほど真剣に考えていました。

当時は、それなりに答えを出せているつもりでした。

双子で予想外をくらう

妊娠が発覚しその一か月後に検診で行った病院で言われた一言。「双子ですね。」

当時病院の駐車場で待機していた私は妻からの伝言でしたが、本当に驚きました。

と同時にもちろん嬉しい気持ちが込みあがり...。その時の感情については別の記事で。

ただ、頭に浮かんだこととして

もし出生前診断を行ったとして片方陽性で片方陰性だった場合どのような決断を下すのか

妊娠前に作ったフローチャートには存在しないケースです。

双子であることによって、私たちは改めて考え直す必要がありました。

双子の場合NIPTは選択肢にならなかった

当初私たちはNIPTを受ける予定でした。

NIPTは母体への負担が少なく、比較的高い精度で染色体異常の可能性を調べられる検査です。

医療機関によっては双子妊娠でも実施しているようですが、私たちの場合は受けても意味がないと断られました。

つまりこの時点で出生前診断をするとしたら羊水検査を受けるというのが私たちの現実的な選択肢となりました。

出生前診断を受けるか受けないかの判断は日によって意見が変わる

羊水検査のリスクは無視できるほどだから受けるべき

羊水検査は流産のリスクが0.3%ほどあるといわれています。

ですが、私はそのリスクは自然流産の可能性から考えると十分に小さく無視できるほどと考えるのが妥当だと考え羊水検査を受けるべきだという考えに至りました。

羊水検査による精神的な負担が妻に重くのしかかるでは

羊水検査はNIPTと違って針を刺すという非常に妻にとっては精神的にも肉体的にも負担をかけるものです。

果たして陽性の確率が低い中でそのような負担を強いてまで受けるべきなのかと慮ると受けないべきではという考えにもなりました。

やらない後悔が一生続くかもしれないからやるべき

また日にちが経ち、ダウン症のお子様を持つ親御さんの一切の綺麗ごとのない生々しいリアルの日記を見て、あの時しなかった後悔を一生背負いながら生きていかなければならないのかと考えてやはり受けるべきだと考えるようになったりということもありました。

本日、羊水検査前の最後の検診(14週目)

そして本日夫婦で妊娠14週目のタイミングで検診を受けました。

経過は非常に順調でエコーで見たときも心臓の動きや背骨、体を動かすところも見ることができました。

生命の神秘を感じ、自分の子供なんだと改めて実感が強くなりました。

主治医から聞いた双子特有の話

診察の際、先生に率直に質問しました。

「羊水検査を受けようと思っているのですが、どう思われますか」

当然ながら、受けるべきか受けないべきかについて明言されることはありませんでした。

その代わり、双子妊娠ならではのリスクについて説明してくださいました。

DD双子(二絨毛膜二羊膜双胎)

私たちの子どもはDD双子(二絨毛膜二羊膜双胎)です。

それぞれが独立した胎盤と羊膜を持ち、お腹の中で別々に育っています。

そのため羊水検査では、針を刺すことで本来分かれている環境に影響を与える可能性があるとのことでした。

1人しかわからない可能性も

別々の部屋ということもあり羊水検査によってわかるのが1人だけの可能性もあるとのことです。

過去に双子で羊水検査を受けた人はほとんどいない

上記の理由も含めて双子妊娠の場合に羊水検査を受ける人はその病院ではほとんどいないというのも事実だそうです。

受けるべきではない...のかも

先生は最後まで判断を示しませんでした。

ただ帰宅後に振り返ると、遠回しに慎重な姿勢を示していたのかもしれないとも感じました。

受けるか受けるべきでないかの決断は3日後に

判断の軸が多く、検診での感動がバイアスになっていることも捨てきれないことから決断は3日後にすることを病院に伝えました。

出生前診断について改めて考えたこと

検診を終え、先生の話を聞き、そして改めて出生前診断やダウン症に関する記事や動画を見返しました。

そこで強く感じたのは、出生前診断を受けることよりも、その結果とどう向き合うかの方がはるかに重いということでした。

実際、出生前診断を受けた方の体験談や動画を見ていると、陽性という結果を受けても中絶を選択しないご夫婦も少なくはないという事実です。

もちろん、それぞれの家庭にそれぞれの事情があり、何が正解という話ではありません。

ただ、私たちは妊娠前に出生前診断を受ける前提で話し合っていたものの、「もし陽性だったら本当にその先の決断ができるのか」というところまでは十分に想像できていなかったように思います。

安心材料が欲しい。不安を減らしたい。当時はそんな気持ちが先行していたのかもしれません。

そうした中で、現時点の私たちは羊水検査を受けない方向で考えています。

改めて確率

理由の一つは確率です。

私たちの年齢ではダウン症の確率がおよそ0.09%である一方、羊水検査による流産リスクは約0.3%とされています。

もちろん単純比較できる数字ではありませんが、少なくとも今の私たちにとっては、検査によって得られるメリットよりも検査そのもののリスクの方が大きく感じられました。

また、染色体異常を持つ子供は親戚に染色体異常を持つ場合に多く、条件確率的に私たちの場合は陽性の確率はもっと低いのではとも思いました。

双子妊娠特有の難しさ

主治医からはDD双子特有の事情や検査の難しさについても説明を受けました。

そうした話を聞いたことで、なおさら積極的に検査を受ける理由が見出せなくなりました。

エコーの様子

今回の検診では順調に成長する双子の姿を見ることができました。

ダウン症特有の症状である首の後ろのむくみも見られないことも一つの判断材料です。

検査を受けない選択による意味

そして何より、検査を受けないという選択にはもう一つ意味があるように感じています。

それは、残りの妊娠期間を通して、どのような形で生まれてきても我が子を受け入れる準備ができることです。

もちろん不安がなくなったわけではありません。

染色体異常だけでなく発達障害や知的障害、その他何かしらのハンデを背負うこともあるかもしれません。

ですが、出生前診断について考え続け、さまざまな家族の経験に少しでも触れた今だからこそ、結果を知ることよりも、親として子どもを迎える覚悟を育てていくことの方が大切なのではないかと思うようになりました。

まとめ

3日後、最終的な結論を出します。

もしかすると考えが変わるかもしれません。

それでもここまで悩み、夫婦で何度も話し合えたこと自体に意味があったと感じています。

ABOUT ME
パパ
パパ
Twins-Lifeを運営・管理しています。